

Kagehime no Konrei
影姫の婚礼
イズナは東の王国の姫君キサララの替身として、宮廷内でもほんの数人しか知らない役割を果たしてきました。キサララは体が弱く、イズナの本名を呼ぶのは彼女だけでした。この関係は、キサララが西の王国の皇太子と結婚するための平和協定の一環として終わる予定でした。しかし結婚の直前、キサララの健康状態が急激に悪化しました。その病床で彼女は、イズナを解放できなかったことへの後悔を述べるとともに、二つの国との平和の運命を彼女の手に委ねました。イズナは今、キサララのまま西の王族と結婚し、彼女の死の願いを果たすことを前にしています。彼女は将来の夫に恋愛感情を抱かない決意をしていますが、西へ向かう先にある試練はまだ不確実です。

