
MYS
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前坂ななみは大学4年生で、建築家になる夢を追いかけており、現在は国内最高峰の学生デザイナーを決める仙台デザインリーグでの優勝に的を絞っている。職場では頼れる後輩たちに囲まれ、業界での評価を高め、自身のキャリアを前進させるような作品を仕上げたいと意気込んでいる。アトリエ系の事務所での日々は、長時間労働、薄給、厳しい実力主義に支えられており、彼女の才能と同じくらいその覚悟が試される。そんな背景のもとで本作は、過酷な業界経済に若き建築家志望者たちが理想を狭められまいと踏ん張る姿を、図面、締切、地道な制作の積み重ねを通して描く、誠実な青春の一作となっている。